くろねこのぶらり島歩き

島の本、その5。

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以前かかわっていたグループのBlogで12回連続で紹介していた「島の本」。
グループを辞めた事でその記事も無くなり、もう誰の目にも触れなくなっていたそれらの記事を、
もういちど表に出してみようと思い何度かに分け記事を書き直してご紹介していく第5回です。


今回の紹介は、ここらでちょっとひと呼吸置いて、気分を変えてみようかなということで、
今回は番外編として「島」が舞台となっている「漫画」のご紹介です。
もし「漫画」が嫌いな方がいたらゴメンナサイ。

今回ご紹介する「ばらかもん」という漫画。

4年前、以前かかわっていたグループのBlogでご紹介した当時は、まだ知る人の少ない漫画でしたが、
あれよあれよというまに今では14巻まで続き、テレビアニメにまでなる次第。
当時、これは面白い、と、思った自分をちょっとほめてあげたい気持ちになっています。


さて、舞台は長崎県の五島列島にある福江島。
場所は「七ツ岳郷」という架空の地名ですが、おそらくは富江町にあるどこかの海沿いではないかと。

お話は、主人公の23歳の書道家が書道界のえらい人を殴った罰で長崎の五島列島に島流し(?)
東京という都会で生まれ育った主人公が、慣れない島での田舎生活を始めた中で出会った、
天真爛漫で元気な子供たちや超個性的でマイペースな島の人たちとの交流を、
島の持つ独特な習慣やテンポの中、ごく普通の日常を通して描いており、
笑いあり涙あり感動ありのスローライフ島生活漫画になっています。

ちなみに「ばらかもん」とは五島列島の方言で「元気者」という意味だそうです。

島の漁師が船に付ける名前の慣習や、新しい船を祝う餅まき、島のちょっと変わったお盆の習慣、
島の漬け物「このもん」、子供達の虫取りやザリガニ釣り、海水浴は服を着たまま泳いだりと、
その他にも、舞台となった島ならではの様子が描かれています。
また、作者のヨシノサツキさんはこの五島列島・福江島のご出身という事です。

島の人達の習慣や雰囲気もさることながら、ヘタレな主人公や島の人たちなど、
個々の登場人物を通して語られる考え方(哲学?)なども、ハッと考えさせるものがあり、
なかなか「漫画」とはいえあなどれません。今でも気がつくと手に取って1巻から読み直しています。
ちなみに私は、読んだ後なぜかほんの少しだけ幸せな気持ちになり癒されます。

これを読んだら、ほんのちょっとだけでもいいからこの島で生活がしたくなるかもしれませんよ。
前述の通り漫画とはいえあなどれませんので、普段漫画を読まない人もぜひこの機会に。
というわけで、今回は島の本・番外編として「島」が舞台の漫画をご紹介しました。




「ばらかもん」1~14巻 以後続刊中
漫画/ヨシノサツキ
出版/ガンガンコミックスONLINE
定価/600円(税込)
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by shimakuroburari | 2016-12-26 07:30 | 島の本 | Comments(0)