くろねこのぶらり島歩き

島の本、その6。

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以前かかわっていたグループのBlogで12回連続で紹介していた「島の本」。
グループを辞めた事でその記事も無くなり、もう誰の目にも触れなくなっていたそれらの記事を、
もういちど表に出してみようと思い何度かに分け記事を書き直してご紹介していく第6回です。

今回ご紹介する本は山野井有紀さんの「島の子どもたち~瀬戸内に暮らす」です。

山野井有紀さんは神奈川県のお生まれで、
2001年に「瀬戸内キッズ-忽那諸島の子どもたち」で写真展を開催されたりと、
瀬戸内・忽那諸島の島々の写真を中心に撮られ活動されているという事です。

瀬戸内海の北西にある忽那諸島の島々。
その中の睦月島が山野井有紀さんの母親の故郷ということだそうで、
生後8ヶ月で初めて訪れて以来、お盆休みには家族で帰省されていたそうです。
睦月島や中島など忽那諸島の島々の写真を撮る様になったきっかけは、
島に住まれていた親族の方が亡くなった事だそうで、
翌年、写真専門学校在学中から忽那諸島の島々を訪れて撮影を始められたという事です。

大変だったのは神奈川と愛媛県の距離。夜行バスを利用しながらだったそうで、
その資金稼ぎアルバイトも辛いと思った事はなかったそうで、
目標に一歩ずつ近づく実感と、
バイト先などで出会う様々な人たちが大きな財産になったと語られています。

特に島の子どもたちとのふれあいや出会いが、ご自身にとって大きな意味を感じられた様で、
島を訪れるたび、島の子どもたちの存在が山野井さんにとって励みになったそうです。

写真集では、島の子どもたちののびのびとした表情や、元気に駆け回る姿が紹介されています。
転校する友達を見送り、登下校、波止場で遊ぶ、海水浴や虫取り、
缶蹴り、ドッジボール、運動会、卒業式、入学式、お盆の様子、獅子舞、
秋祭りに花火、校庭を駆け回ったり、家族と戯れる様子・・・・
全編モノクロームの写真の中に、子どもたちや島々への想いと愛情が感じられ、
また、そのひとつひとつの光景の中に、日本の原風景を見つけることができました。

巻末には山野井有紀さんの一文があり、そこに山野井さんの想いが語られています。

さて、この「島の子どもたち~瀬戸内に暮らす」。
瀬戸内海の北西。忽那諸島の島々の子どもたちに対する、
山野井有紀さんの愛情あふれる写真たちをぜひご覧になってみてください。
本屋にない場合はネットで手に入れるか、本屋で注文してみましょう。



「島の子どもたち~瀬戸内に暮らす」
著者/山野井有紀
出版/新風舎 2005年
定価/1800円+消費税
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by shimakuroburari | 2017-01-24 08:27 | 島の本 | Comments(0)