矢弓厳島神社。
広島県竹原市沖の大崎上島には、もちろんいくつもの神社があり、
木江の厳島神社(木江天満)は「木江十七夜祭」などでよく知られているようですが、
東野の「海と島の歴史資料館 大望月邸」前にも小さな厳島神社がありました。
もちろん祭神は同じ宗像三女神ですが、由緒の資料をみて見ると、
厳島神社の主神・市岐島姫命(いちきしまひめみこと)が立ち寄られ、
しばしこの地で憩われたと伝わっているそうで、
廻船業で賑わったと伝わるこの地区の人たちが航海の安全を願ったと言われているそうです。
海沿いの社殿前には立派な常夜灯があり、
これも資料によると、天保7年、尾道の名石工・山根屋源四郎伝篤作と伝わっています。
2011年の秋に訪れた時には瓦屋根でしたが、今回Web上で資料を探していると、
屋根のつくりが変わっている写真が見られました。
もしかしたら自分が訪れたあと、何らかの理由で変わってしまったのかもしれませんね。